「SanDisk 外付SSD 500GB エクストリーム ポータブル」をMacBook Proで使ってみたのでレビュー。
その前にまず、購入直後の状態だとMacのFileVaultでディスクを暗号化することが出来ませんでした。
ディスクユーティリティで再フォーマットしようとしても、フォーマット形式の選択肢に「Mac OS拡張 (ジャーナリング、暗号化)」が出てきてくれません。
仕事で使うデータを外付けディスクに入れて持ち運ぶ時に怖いのは盗難や紛失。暗号化はマストです。
この製品の初期パーティション形式が暗号化フォーマットできない原因なので、コマンドライン(ターミナル)のコマンドで、この初期パーティションを削除する必要があります。
外付けSSDをFileVaultで暗号化できない時の対処法
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注意!!
これから説明する方法はdiskutilコマンドを使った経験のある上級者向けの内容です。
初心者が意味を理解せず実行すると、Macのデータが全て消えてしまう可能性があります。
実行は各自の自己責任でお願いいたします。
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まず、ディスク一覧を表示して外付けSSDのIDENTIFIER(識別子)を確認します。
$ diskutil list (私の環境での表示例) /dev/disk0 (internal, physical): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: GUID_partition_scheme *500.3 GB disk0 1: EFI EFI 209.7 MB disk0s1 2: Apple_APFS Container disk1 500.1 GB disk0s2 /dev/disk1 (synthesized): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: APFS Container Scheme - +500.1 GB disk1 Physical Store disk0s2 1: APFS Volume Macintosh HD 437.1 GB disk1s1 2: APFS Volume Preboot 22.2 MB disk1s2 3: APFS Volume Recovery 519.0 MB disk1s3 4: APFS Volume VM 3.2 GB disk1s4 (〜中略〜) /dev/disk5 (external, physical): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: FDisk_partition_scheme *500.1 GB disk5 ← ※※ これ! ※※ 1: Apple_HFS ExtremeSSD(注1) 500.1 GB disk5s1
ここでは外付けSSDの識別子は disk5(およびdisk5s1)になってますが、これは環境によって変わります。
この識別子を間違えると大切なデータが全て消えてしまうので慎重に行ってください。
上の例はHFSでフォーマットした後ですが、初期状態だとexFATになっていると思います。
ここで普通にフォーマットしようとすると次のエラーが出るはずです。
$ diskutil cs create ExtremeSSD disk5s1 Error creating CoreStorage Logical Volume Group: A GUID Partition Table (GPT) partitioning scheme is required (-69773)
そこで完全初期化します。
$ diskutil eraseDisk JHFS+ ExtremeSSD disk5 (ExtremeSSDとなっている部分は任意の名前にしてOKです。) Started erase on disk5 Unmounting disk Creating the partition map Waiting for partitions to activate Formatting disk5s2 as Mac OS Extended (Journaled) with name ExtremeSSD Initialized /dev/rdisk5s2 as a 465 GB case-insensitive HFS Plus volume with a 40960k journal Mounting disk Finished erase on disk5
確認すると・・・
$ diskutil list (〜中略〜) /dev/disk5 (external, physical): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: GUID_partition_scheme *500.1 GB disk5 1: EFI EFI 209.7 MB disk5s1 2: Apple_HFS ExtremeSSD 499.8 GB disk5s2
ディスクユーティリティで暗号化で再フォーマットできるようになりました。
macOS High Sierraから導入されたAPFS(Apple File System)も選べるようになりましたが、使用中のソフトで不具合が出るのが怖いので今回はパス。
従来のMacOS拡張(HFS+)でフォーマットしました。
SanDisk 外付SSD 500GB エクストリーム ポータブルのレビュー。
さて、「SanDisk 外付SSD 500GB エクストリーム ポータブル」をしばらく使ってみた感想です。
きちんとベンチマークを取って調べてみたわけでは無いですが、体感速度は内蔵SSDと比べて遜色が無いか、それ以上に感じます。
発熱は、手で持った時に温かく感じる程度。
表面がシリコンラバーで覆われているのでMacと一緒に持ち運んでも傷つける心配がありません。
私は開発用VMをこのSSD上で動かしていますが、普通に問題なく使えています。
寿命・耐久性は使い続けてみないとわかりませんが、お薦めの製品だと思います。
maverick 2020年1月26日
ありがとうございます。
本記事で問題が解決しました。
匿名 2020年6月23日
同じ理由で暗号化できなくて、
ここにたどり着きました。
情報ありがとうございます。