去る10月6日、ロシア海軍ミサイル巡洋艦「ヴァリャーグ」の一般公開が函館港で行われたので乗艦してきました。
防衛省 海上自衛隊のツイートより。
【海自イベント情報】
護衛艦「はまぎり」、ロシアミサイル巡洋艦「ヴァリャーグ」の一般公開のお知らせです。
日 程:10月6日(土)09:00~14:00
場 所:北海道函館港 港町埠頭A岸壁
連絡先:海上自衛隊函館基地隊 総務科広報 0138-23-4241(内線:213) pic.twitter.com/wYAc6L0VJe— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) 2018年10月3日
ロシア海軍ご一行は何かと話題になった韓国の国際観艦式に参加する前に日本に親善寄港したようです。
ロシア海軍艦に乗れる機会というのは滅多に無いことなので、私はおそらくこれが最初で最後になりそうな気がします。
日本の海自艦とは明らかに違う無骨な迫力。
P-1000 SSM 連装発射筒(対艦ミサイル)は巨大で迫力があり、
人が立ったまま入れそうなくらいの直径がありました。
当たるかどうかはともかく、当たれば米空母も一発で沈んでしまいそう。
乗艦の待ち時間は1時間くらいでした。
みんな雨の降る中、辛抱強く並んでいました。
デッキに登ったところ。
見学者は20人くらいのグループに分けられ、各グループごとに一人の将校が付いて案内してくれました。
説明はロシア語でなく英語。ロシアも将校クラスになると英語を話せるインテリが多いのでしょうか。
特に訛りも無く聞き取りやすい英語だったと思うのですが軍事用語が多かったので半分くらいしかわかりませんでした・・・。
私のグループに付いてくれた将校は、ブルースウィリスに似たおっさんで、
ロシア人に対して抱きがちなステレオタイプとは真逆でとてもフレンドリーで笑顔の絶えない人でした。
マストに掲げられた軍旗や部隊旗についての説明が特に熱心で、
これも歴史用語が多くて意味が半分もわかりませんでしたが、
誇りにしているであろうことは伝わってきました。
しかし、そんなフレンドリーで人の良さそうな軍人でも、国家の命令とあればシリアあたりに行って
軍事独裁政権を支援したり民間人を空爆したりしてるのだと思うと複雑な心境になります。
この装備は確か対魚雷用のデコイ(おとり)と説明していたような。
ヘリポートとヘリ格納庫。
ロシア艦はデッキも紅かった。
ヴァリャーグと護衛艦はまぎり。
向かい合わせに対峙する形で停泊するのは珍しい?
ヴァリャーグの僚艦・大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは寄港せずに沖に停泊してました。
余談になりますがこの「ヴァリャーグ」、wikipediaや一部のニュースメディアでは「ヴァリャーク」(最後の「ク」に濁点が無い)や「ワリャーク」と表記されています。
ロシア語のВарягの発音は「ヴァリャーク」に近いと思うのですが、自衛隊が公式に「ヴァリャーグ」と呼んでいるので、当ブログも「ヴァリャーグ」と表記することにしました。
その2に続きます。
📷 EOS 5DMarkII / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM / SIGMA 20mm F1.4 DG HSM / EF200mm F2.8L II USM