かねてより念願だったタウシュベツ川橋梁(北海道河東郡上士幌町)に行ってきました。
旧国鉄士幌線 タウシュベツ川橋梁
1937年完成、長さ130mのコンクリートアーチ橋です。
上士幌町観光協会HPより
ダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面にその姿を現わし、水位が上昇する5月頃から沈み始め、夏頃には湖底に沈みます。このように、季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋は日本でここだけで、それが幻の橋と言いわれる所以です。
五の沢の駐車場から糠平湖に降りて、氷の上をテクテクと一人歩いていったわけですが、昼間に下見しないでいきなり夜に挑んだので遠回りしてしまい、通常なら30分で行けるところが1時間近くかかってしまいました。
満天の星空とタウシュベツ川橋梁。
足下に広がる、糠平湖のアイスバブル。
月が登る前の真っ暗な時間帯にスマホのLEDだけで撮ってみました。
氷の上を歩いていると、時々、足下から「バキッ」と大きな音が聞こえてきます。どうやら深夜に冷えた氷が膨張して割れる音らしいのですが、わかっていてもかなり心臓に悪いです。
月に照らされる雪原。遠くから歩いてくる人達が・・・
橋梁の両端の丘の斜面が分厚い氷で覆われており、非常に滑りやすくなっています。SNSで確認しただけでも数名が滑って怪我をしたりレンズを割ったりしている模様で、中には靱帯損傷で救助された人もいるとか。
私は恥も外見も捨てて四つん這いになって斜面を上り下りしました。四つん這いでも足を掛けるところが氷の表面にないので登るのに苦労しました。
あと、川の根元の方は下を水が流れて氷が薄くなっているのであまり奥まで歩いていかない方がいいようです。
これから行かれる方はどうかお気をつけてください。
しかし基本的には、安全に気をつけさえすれば問題ないところだと思います。私のようなメタボのオッサンでも問題なく行って帰ってこれましたので。
この日は週末でしたが深夜でも2,3名くらいカメラマンらしき人達がいて、日の出近くになると10名以上が続々と集まってきました。
7時頃の様子。
そしてタウシュベツを後に。
氷上の雪原。
五の沢の入口付近はこんな感じです。ワカサギ釣りの人がたくさん来てました。
📷 EOS R / SIGMA 20mm F1.4 DG HSM / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM / TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD
おまけ: 氷点下-17℃でEOS Rを使ってみた感想。
- 撮影自体は出来るのですが、マルチファンクションバーの反応が悪くなります。生指を押し当て3〜5秒くらい温めたら反応します。ほんとにあれはいらん子です・・。もっとも、メーカー仕様の動作保証温度は0度なので文句は言えないのですが。
- 液晶のタッチパネルは意外と問題ありませんでした。
- 互換バッテリーは氷点下では使い物にならないですね。純正バッテリーの4分の1くらいしか持たない印象。
車に戻ったらペット飲料が見事に凍ってました。